なぜ私たちは自分の価値観、文化、国家を守ろうとし、
そうではない相手を傷つけてしまうのか?
偏見・差別、愛国心、テロや暴力から、
個人の選択のかたよりーー消費・セックス・健康・美しさーーまで、
いま注目の「恐怖管理理論」が
その心理メカニズム、陥りやすいタイプ、対処法を明かす!
**自分の存在が脅かされる「恐れ」を、無意識にせよ感じると・・・ **
・高い買い物をしたくなる ・敵と戦いたがる ・有名になろうとする
・リスクの高い行動をしたくなる ・従来の道徳・価値観を守ろうとする
・異性の肉体への興味が薄れる ・超自然現象に関心を抱くようになる ・・・
・・・そして、 信念の異なる他者の死は、自分の不安を和らげる!・・・
なぜ?
人間の心と文化の根源からさぐり、
多数の心理実験とともに、「保守化」の正体を暴き出す!
★絶賛書評!
★人間の心の芯に巣くう死という虫は、想像以上に日常生活のパフォーマンスに影響する
ーー大野秀樹『図書新聞』
死への根源的な恐怖を基礎に置いた本書は説得力に富む
ーー春日武彦『公明新聞』
★ここから二つの不吉な連想が広がる。
ーー倉下忠憲 「R-style」
★HONZ 「解説」から読む本
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●シェルドン・ソロモン、ジェフ・グリーンバーグ、トム・ピジンスキー
それぞれ、スキッドモア大学、アリゾナ大学、コロラド大学・コロラドスプリングス校の心理学教授。
ともに「恐怖管理理論」の提唱者であり、 共同研究者として知られる。
先進的な研究が評価され、アメリカ国立科学財団(NSF)の賞および助成を獲得。
その成果は、現代のさまざまな動向を解読するカギ として、大きな注目を集めている。
●大田直子(訳者)
訳書は、エリエザー・スタンバーグ『〈わたし〉は脳に操られているのか』、
スティーブン・ジョンソン『世界をつくった6つの革命の物語』、
ムッライナタン&シャフィール『いつも「時間がない」あなたに』など多数。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
::目次::
◆詳しい「目次」&「解説」はこちら
はじめに:私たちの行動の原動力となるもの
◎第1部 恐怖管理とは何か
第1章: 人間は死の恐怖管理を求める
第2章: 文化的世界観によって守られる
第3章: 自尊心が壊れるとき
◎第2部 文化の根源
第4章: 儀式・芸術・神話・宗教の成り立ち
第5章: 死を乗り越える方法(1) 文字どおりの不死
第6章: 死を乗り越える方法(2) 象徴的不死
◎第3部 人間の心理・社会を読み解く
第7章: なぜ悪と暴力が栄えるのか
第8章: 動物性を遠ざける
第9章: 二つの心理的防衛
第10章: 精神障害と恐怖管理のかかわり
第11章: 死とともに生きる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
:: 絶賛!::
自分では気づかない恐れが、
私たちを動かす大きな力となっていることを明かした、実に独創的な研究だ。
ーーダニエル・ギルバート(ハーバード大学の社会心理学教授)
重要で、きわめて面白く、人生を変える可能性を秘めた本。
ーー『ガーディアン』
: 関連記事::
疲労や「死の意識」で脳が「保守化」
ーー「WIRED」
人は「死」を意識すると、本当にパフォーマンスが向上する
ーー「WIRED」
トランプ人気の背景
ーー『SCIENTIFIC AMERICAN』
|