動物たちのすごいワザを物理で解く
花の電場をとらえるハチから、
しっぽが秘密兵器のリスまで

 
マティン・ドラーニ、リズ・カローガー 著 
吉田三知世


384頁/定価 2300円+税 発行 インターシフト(発売 合同出版)
動物たちは物理の天才だ!
・・生物と物理をつなぐ新発見を一挙紹介

★ポピュラーサイエンスの殿堂に加えるべき名著だ
 ——『ポピュラーサイエンス』誌

動物たちの超能力のようなワザの秘密を、
物理の最新研究が解き明かす。

たとえば、ハナバチは花の蜜を集める際に、
花のつくる電場をキャッチしている。
花は電気信号を使って、蜜があるかないかの「在庫表示」をしているのだ。

花とハチの知られざるコミュニケーション——
物理によって初めて明かされたリアルである。

ほかにも・・・

・激しい雨のなかでも、なぜ蚊は落ちないで飛べる?
・ネコが重力にさからって、水を飲めるわけ
・アリは巣へ戻る最短ルートをなぜ分かる?
・生物版GPSを使って、海の旅から戻ってくるカメ
・ゾウは三角測量によって「地面の便り」を得る
・水に濡れたイヌが行う、最短で乾かすブルブルとは?
・赤くなるにはわけのあるタコ
・100キロ以上も離れた炎を見つける、甲虫の超感覚の正体
・量子力学を利用し、生きた太陽電池となるスズメバチ

・・・などなど、「生命と宇宙、万物を結ぶ」世界へようこそ!

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::著者::
◎マティン・ドラーニ
国際的な物理学誌『フィジックス・ワールド』の編集者。
ケンブリッジ大学所属キャヴェンディッシュ研究所で高分子物理の博士号を取得後、現職に。

◎リズ・カローガー
サイエンスライター。オックスフォード大学で材料科学の学位、
ブリストル大学でダイヤモンド薄膜の博士号を取得。BBCニュース、『ガーディアン』紙、
『フィジックス・ワールド』誌などに寄稿。

::訳者:: 吉田三知世
翻訳家。訳書は、ランドール・マンロー『ホワット・イフ?』、
ニール・シュービン『あなたのなかの宇宙』、ピーター・フォーブズ 『ヤモリの指』、
ロバート・P・クリース『世界でもっとも美しい10の物理方程式』ほか、多数。

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::目次::

はじめに: 動物たちは物理を生きている

第1章: 熱——ガーターヘビからファイアービートルまで
・熱を盗むヘビ
・水滴を最大量、飛ばせるイヌ
・尻から血を出す蚊
・抱擁で敵をやっつけるミツバチ
・しっぽが秘密兵器になるリス
・赤外線を「聞く」甲虫

第2章: 力——コモドオオトカゲからトッケイヤモリまで
・頭の軽いコモドオオトカゲ
・激しい雨でも飛べる蚊
・航空会社も注目するシャコ
・顎を地面に打ち付けるアギトアリ
・接着力をオン・オフできるヤモリ

第3章: 流体——アメンボから翼竜まで
・水上を歩くアメンボ
・重力に逆らうネコ
・乱流を抑えるタツノオトシゴ
・空気力学に反するミツバチ
・瀬戸際のプテロサウルス(翼竜)

第4章: 音——クジャクからカリフォルニアイセエビまで
・低音で誘惑するクジャク
・聴力で勝負するコウモリとガ
・驚きの立体聴覚を持つヘビ
・三角測量がお得意のゾウ
・バイオリン演奏を武器にするイセエビ

第5章: 電気・磁気——デンキウナギからオリエントスズメバチまで
・強力な電池、デンキウナギ
・花の電場をとらえるハナバチ
・生物版GPSを使うカメ
・量子力学の専門家、スズメバチ

第6章: 光——サバクアリからダイオウイカまで
・偏光で方向を知るアリとミツバチ
・カッコウの派手なヒナ
・スネルの法則がわかっているテッポウウオ
・赤くなるにはわけのあるタコ
・巨大な目のダイオウイカ

おわりに: 生命、宇宙、そして万物