死ぬとき、脳は<ボーダーランド>に入り込む。
臨死脳研究の国際的リーダーが、
スピリチュアル体験の謎を解き明かした決定版!
★NHKスペシャル「臨死体験」に、著者登場!
★養老孟司さん推薦!
現代の脳科学が臨死体験の詳細について語ることを知りたい読者には、
最近の書物としては『死と神秘と夢のボーダーランド』をお勧めしたい。
——『毎日新聞』
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だれもが最後に体験する死——
その間際に、脳はいかに働き、なにを感じるのか?
脳神経学者にして医師である著者は、
多数の臨死体験のケースを、脳のはたらきとともに読み解く。
脳は死に瀕しても活動し、
私たちを覚醒-夢-無意識の混在した<ボーダーランド>へと誘う。
著者は、脳の原始的な領域とレム睡眠侵入などに着目することにより、
さまざまなスピリチュアル体験の謎を明らかにしていく。
また、ドストエフスキー、エックハルト、ユングなどの
得た神秘体験の核心に迫る。
そして、動物たちも神秘体験を得ている可能性に言及する。
人生最期のミステリーへの、鋭利でスリリングな探究!
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●ケヴィン・ネルソン
ケンタッキー大学・神経学教授。同大学・医療部門の所長も務める。
臨死体験にかかわる脳神経科学の研究で、国際的リーダーとして知られる。
その研究は『ニューヨークタイムズ』『サイコロジートゥデイ』『ニューサイエンティスト』、
FOXニュース、Discoveryニュースなど、多数のメディアで紹介されている。
●小松淳子(訳者)
訳書に『脳の中の身体地図』『プルーストとイカ』『スーパーセンス』など。
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::目次::
プロローグ:自分のベッドの足元で
◎Part(1)脳と意識の変容
●第1章 霊的(スピリチュアル)体験とは何か?
>>恐怖からピンボール、お花畑まで
・恐怖、危機、そして啓示
・ピンボールと絶対的な力
・霊的体験の条件
●第2章 三つの意識状態
>>霊的覚醒の場
・意識と昏睡の狭間で
・知覚と思考を同期させるリズム
・自己の統合と解体
●第3章 断片化した自己
>>私たちが自己の偽証者となる時
・ダ・ヴィンチかピカソか
・私は死んでいる!
・特殊な闇
◎Part(2)死の入り口で
●第4章 さまざまな臨死体験
>>物語を紡ぐ
・光と至福、空中浮揚
・過去世回帰?
・霊的体験の神経生物学
●第5章 脳が死の入り口に立った時
>>光と血
・瀕死の辺縁系が始動させるもの
・意識が方向感覚を失う
・正体不明の存在と出逢う
●第6章 古代のメトロノーム
>>恐怖から霊的至福に至るテンポ
・脳幹の相反するシステム
・ドストエフスキーが受けた啓示
・ダーウィンが落ちた
●第7章 夢と死のボーダーランド
>>レム睡眠の侵入
・脳の中の稲妻
・ギラン・バレー症候群
・心臓の役割に注目
◎Part(3)向こうの世界
●第8章 合一の美と恐怖
>>神秘の脳の奥深く
・修道女の脳を覗く
・セロトニン2受容体
・動物は神秘を感じるか
エピローグ:英知の新生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
絶賛!
本書の考察は、際立っており、挑戦的で、しかも面白く読める。
——V.S.ラマチャンドラン
ネルソンの脳は、夢と信と、そして死(まだ未体験だが)を知っている。
——アラン・ホブソン
オカルトな体験を、単なる幻覚だとか妄想だとかで片付けず、
なぜそれが切実さを持つのか、といったところまで考えたのはおもしろい。
もちろん仮説ではあるけれど、なかなか説得力はあるんじゃないか。
——山形浩生『新・山形月報! 〜cakes』
現実と非現実のボーダーランドから、新たな発見がもたらされる一冊。
——村上浩『HONZ』
脳が引き起こす臨死体験。・・しっかりした研究書である。
——田中優子『朝日新聞』
最新の生理学や脳科学の知見を動員し、謎の最奥に挑む
——石川幹人『図書新聞』
・・『ニューヨークタイムズ』『サイコロジートゥデイ』『ニューサイエンティスト』、
FOXニュース、Discoveryニュースなど、多数のメディアで紹介!
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