なぜ生物時計は、
あなたの生き方まで操っているのか?


ティル・レネベルク 著 
渡会圭子 訳

320頁/定価 2200円+税
発行 インターシフト(発売 合同出版)

 あなたの生物時計に逆らってはいけない!

 生物時計は私たちの細胞や代謝のリズムを制御し、
 心身の調子のもとになっている。

 このリズムは、大きな個人差があるだけではなく、
 年齢・性別などによっても変わる。

 都市型ライフスタイルも、
 私たちの内なるリズムを大きく変えている。

 じぶん本来のリズム(クロノタイプ)とのズレ、
 恋人や家族とのリズムとのズレ、
 社会のリズムとのズレ・・・

 さまざまなズレが、心身の不調をもたらし、
 やがて生活や
人間関係を狂わせる要因となる。

 また、クロノタイプと性格、行動、職業選択などの
 かかわりも注目されている。

 進化によって育まれたリズムに逆らわない生き方がいかに大切か、
 こうした生き方をどのように創造していくか——
 生物時計研究の国際的な第一人者が解き明かす決定版!

 ★年間ベストブック
 (英国医療協会)


 
★時差ボケや不眠に苦しむ人にとっては目からウロコの連続である
  ーー佐倉統『朝日新聞』

 
★朝、起きられない原因を探る
  ーー海老名久美『CNET Japan』

 
★適職や制度を考える上で、ぜひ読んでおきたい一冊
  ーー土井英司『YAHOO! ニュース』

 ★夜型人間、バンザイ! 現代人を救う新説登場
  ーー緑慎也『サンデー毎日』

 ★生物時計がいかに私たちの生活で重要な役割を果たしているかを教えてくれる
  ーー増子耕一『世界日報』

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 ●ティル・レネベルク

  ミュンヘン大学の医療心理学研究所・教授、「時間生物学」センターの主任。
  欧州生物リズム学会の会長。時間生物学の国際的リーダーのひとり。
   
 ●
渡会圭子(訳者)
  
主な訳書にロイ・バウマイスター&ジョン・ティアニー『WILLPOWER意志力の科学』、
  クラウディア・ハモンド『脳の中の時間旅行』、チャールズ・デュヒッグ『習慣の力』など。

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◆「詳しい目次&解説」の立ち読みはこちら
 

 ::目次:: 

 ◎はじめに : 生物時計に逆らってはいけない

 ◎第1章:クロノタイプが好・不調の鍵を握る

  ・「ひばり」と「ふくろう」 ・大きな個人差

  ◎第2章:早起きは三文の得なのか
  
・時間の生態系・時間の経済 ・生物時計の進化

  ◎第3章:ひどく疲れているのに眠れないわけ
  ・睡眠を制御するもの ・眠れない時間の後に、最高に眠れる時間帯が訪れる

  ◎第4章:オジギソウの眠りの秘密
  
・不可思議な内部時計

  ◎第5章:なぜ体内時計は正確ではないのか
  ・最も体調がいいと感じる時 ・いいかげんな体内時計に進化した背景

 ◎第6章:光は体内時計をどう同調させるか
  ・未知の受容体の発見 ・未解決の疑問

 
◎第7章:異常なリズムの原因はなに?
  ・時計遺伝子をさがす ・外部時計との関係も変わる

  ◎第8章:一日のリズムを生む多くの仕組み
  
・負のフィードバック・ループ ・複雑な遺伝子のかかわり

  ◎第9章:遺伝子を活性化するスイッチ 
  ・事故が起こりやすい時間 ・体内時計が代謝をコントロールする

  ◎第10章:変化する環境で生き抜くために
  
・光と栄養というジレンマ ・単純な生物が教えてくれること

  ◎第11章:暗くなるまで待って
  ・脳の温度に注目 ・睡眠を分ける文化

 ◎第12章:若者が夜更かしをするわけ
  ・「ディスコ仮説」は間違いだ ・夜の狩人

 
◎第13章:学校の始業時間を遅くせよ!
  ・朝早くて、勉強や仕事に集中できない人たち ・生徒に学校に来る時間を決めさせる

  ◎第14章:他の惑星で暮らしてみたら
  
・かくれんぼゲーム ・木星や土星で生活できるタイプ

  ◎第15章:私の内臓はいつ到着するんだ?
  ・最悪の時差ぼけ ・ばらばらになるリズム

  ◎第16章:社会的時差ぼけ
  ・習慣になれば、朝型・夜型も変えられるのか ・慢性的な睡眠不足がもたらす影響

  ◎第17章:文化か、自然か
  ・早起きの社会主義者、寝坊の資本主義者? ・体内時計が文化をつくる

 ◎第18章:都市の暮らしが体内時計を変える
  ・自然の中で過ごすと早く眠れるわけ ・自転車通勤は睡眠時間を増やす

 
◎第19章:夏時間に体は適応できるのか
  ・夏時間は、体内時計にどう影響する? ・変更に適応できない人

  ◎第20章:シフトワークが、がんの原因?
  
・体内時計への脅威 ・光害

  ◎第21章:男と女のクロノタイプ 
  ・パートナーと寝起きの時間が合わない ・年齢による違い

  ◎第22章:季節のリズムと心身の調子
  
・なぜ自殺率は夏至のころに高くなるのか ・受胎のピークが春分のころになるわけ

  ◎第23章:睡眠と性格・行動・職業選択
  ・成功しやすいのは朝型・短時間睡眠タイプか ・夜型は神経質で創造的?

 ◎第24章:進化における大きな役割
  ・方位も示す体内時計 ・夜を手に入れた哺乳類の祖先

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:: 絶賛!::

 菌類や単細胞生物から人間にいたる、何十年にも及ぶ著者の研究成果が結実している。
 ——『ネイチャー』
 
 私たちが時間の中を生き、時間が私たちの中を生きることについて、深く考えさせられる

 
——『ニューヨーク』

 
時間生物学の最新研究を盛り込んだ重要な1冊。
 ——『ウォールストリート・ジャーナル』

 複雑な概念を明解に、説得力をもって語れる才能をもった、博識な著者によるガイドブック。
 ——リチャード・ワイズマン『ニューサイエンティスト』