人類はなぜ肉食をやめられないのか
250万年の愛と妄想のはてに
 
マルタ・ザラスカ 著 
小野木明恵


320頁/定価 2200円+税 発行 インターシフト(発売 合同出版)
肉食が私たちを人間にした >

食べ物がほかに豊富にあっても、
肉食にこだわる欲求を「肉飢餓」という。

健康にも地球環境にも良くないと言われても、
人類は肉を愛し、やめられない。

いったい、なぜ私たちは肉に惹きつけられるのか?

・ヒトの進化
・文化や象徴
・セックスと権力
・おいしさの秘密
・栄養の真実
・菜食主義の失敗
・アイデンティティ
・売り方の戦略
・・・

壮大(250万年)なスケールで、
肉がもたらしてきた恵みと虚構を解き明かす。

急速に肉食化が進むアジア、
食肉が足りなくなり、環境も悪化する地球の近未来。

人類の肉への愛と妄想は、はたしてとめられるのか?
本書は、新たな食スタイルによる、栄養ステージの転換を提唱する

★『Nature』誌 ベスト・サイエンス・ブックス(週間) 
★リチャード・ランガム(ハーバード大学人類学教授)推薦!

★『日本経済新聞』『東洋経済』『日経サイエンス』
 『読書人』『図書新聞』『新潮45』・・続々書評!

『ウォール・ストリート・ジャーナル』『タイム』
『ワシントンポスト』『ディスカバーマガジン』『サイコロジー・トゥデイ』ほか、
多数メディアで絶賛!

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●マルタ・ザラスカ
サイエンス・ジャーナリスト。『サイエンティフィック・アメリカン』『ワシントンポスト』
『ニューズウィーク』『ニューサイエンティスト』など多数のメディアに寄稿。

●小野木明恵(訳者)
翻訳家。訳書は、ジョン・メディナ『ブレイン・ルール』 、ジョン・パウエル『響きの科学』、
ディードリ・バレット『加速する肥満』など多数。

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::目次::

 
◆詳しい「目次」&「はじめに」「解説」はこちら 

はじめに: なぜ肉に魅了されるのか
第1章: 肉食動物の進化の物語
第2章: 肉が私たちを人間にした
第3章: 肉食の栄養神話
第4章: 惹きつけられる味の秘密
第5章: 肉をおいしくする方法
第6章: もっともっと欲しくなるように
第7章: 人は食べたものでできている
第8章: 菜食主義が失敗したわけ
第9章: ベジタリアンになる人、なりにくい人
第10章: 肉のタブーがある理由
第11章: 急速に肉のとりこになるアジア
第12章: 肉食と地球の未来
エピローグ: 栄養転換ステージ5へ

::絶賛!::

問題提起の書である
ーー渡辺政隆『日本経済新聞』

肉を食べることには強力な象徴性がある
ーー森山和道『日経サイエンス』

食肉の世界がもつ奥深さを認識させる
ーー天笠啓祐『読書人』

肉のうまさはベジタリアンをも肉食に走らせる
ーー大野秀樹『図書新聞』

示唆に富み、わくわくさせる、かじりつくべき本!
ーー『ディスカバー』

肉をめぐる多くの神話を切り取るとき、著者は最高の腕前を見せる
ーー『ウォール・ストリート・ジャーナル』

私たちが肉食によって進化したことを解き明かす
ーー『タイム』