視覚ー進化ー脳をめぐる、最新の発見や考察をとおして、
ひとの目の驚くべき4つの力を解き明かす!
なぜ、ひと(霊長類の一部)は、カラフルな色覚を進化させたのか?
なぜ、ひとの目は、横ではなく前についているのか?
なぜ、ひとの視覚は、錯覚に陥るようにできているのか?
なぜ、ひとの脳は、人工的な文字をうまく処理できるのか?
・・・視覚ー進化ー脳をめぐる、最新の発見や考察をとおして、
ひとの目の驚くべき4つの力を解き明かす!
(イラスト&図版多数!)
著者のチャンギージーは、下條信輔氏との共同研究によっても知られる
進化理論神経科学の旗手だ。
「私たちの日々の視覚認識について、まさに革命的な考察をしている」
——下條信輔(カリフォルニア工科大学教授、『サブリミナルマインド』などの著者)
視覚から「人間とはなにか」を探究する、知的興奮の書!
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●マーク・チャンギージー
カリフォルニア工科大学・理論神経生物学の特別研究員、レンスラー工科大学・認知科学学部の
准教授を経て、現在、認知・知覚の基礎研究を進める研究所2AI Labsの主任。
下條信輔氏との共同研究によっても知られる。
チャンギージー博士の研究は、数多くのメディアで紹介されている。
●柴田裕之(訳者)
訳書にマイケル・S・ガザニガ『人間らしさとはなにか?』、ニコラス・ハンフリー『ソウルダス
ト』、フランス・ドゥ・ヴァール『共感の時代へ』、ジャコモ ・リゾラッティ&コラド・シニガリア
『ミラーニューロン』など多数。
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::目次::
●第1章 感情を読むテレパシーの力
>>カラフルな色覚を進化させたわけ
・なぜ霊長類は色覚を進化させたのか
・皮膚テレビ
・ダーウィンの観察
・「裸のサル」だと良いこと
・女性に色覚異常が少ない理由
・進化で新たに登場した赤-緑軸
・絶妙な配置
●第2章 透視する力
>>目が横ではなく、前についていると便利なわけ
・リスに変えられて、チンパンジーに追われたら
・一つ目怪物のためのテレビゲーム
・見通しの悪い環境に適したデザイン
・視線のつぶて
・前向きの目はどこが有利なのか
・未来に実現するかもしれない視覚道具
●第3章 未来を予見する力
>>現在を知覚するには、未来を見る必要があるわけ
・時の刃を鈍らせる
・反応の遅い脳のほうが高性能
・オーバーシュート錯視
・サンショウウオの凄い視覚
・驚くべき幾何学的錯視
・飛び出す未来
・非ユークリッド型の現在
・錯視の大統一理論
●第4章 霊読(スピリット・リーディング)する力
>>脳が文字をうまく処理できるわけ
・書き言葉のトリック
・野生の目を活用する
・シンボルによって物語を伝える
・単語は、ものに似ている
・文字の平均画数は、なぜ三か?
・文字に自然を見つける
・チューリングマシンと表記の発明
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絶賛の声!
見ることに関心がある人だけでなく、「自らを知りたい」人に、ぜひ読んでもらいたい本である。
——養老孟司『毎日新聞』
サイエンス本が持つべき美点の全てを兼ね備えている・・2012年のNo.1
——村上浩『HONZ』
盲点をつく謎解きの連続に思わず興奮させられる。
——谷本束『週刊朝日』
もが持つ“超人的な視覚能力”を解く
——『日経サイエンス』
本書の斬新な考察は、人間の脳にたいする我々の理解に大きな影響を与えるだろう。
——『ウォール・ストリート・ジャーナル』
チャンギージーの説は、魅力的・論理的であり、その背景には信頼できる根拠がある。
——『サイエンティフィック・アメリカン・マインド』
わかりやすい方法で、最先端の科学的な洞察を、明晰に語っている。
——『サイコロジー・トゥデイ』
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