市場からネットワーク、恋愛から癌まで、 不確実なできごとを予測し、防御・最適化する驚くべき成果! <<話題の「社会物理学」を超える「社会生態学」の発想 >> 世界は不確実性にあふれている。 著者ニール・ジョンソンは、オックスフォード大学とマイアミ大学で、 わが国でも話題になったマーク・ブキャナン『人は原子、世界は物理法則で動く』でも、 話題は<菌類から都市、音楽から宇宙>にまで及び、 数式をほとんど使わず、図版を多用して、 複雑系が「科学のなかの科学」であり、 ●ニール・ジョンソン オックスフォード大学の物理学教授と複雑性協同研究の共同ディレクターを経て、 現・マイアミ大学の「複雑性に関する学際的研究グループ」主任。 生物-社会-物理をつなぐ領域における複雑性研究で、国際的な注目を集めている。 ●阪本芳久(訳者) 訳書にマーク・ブキャナン『複雑な世界、単純な法則』『人は原子、世界は物理法則で動く』など。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ::目次:: PART 1 複雑系、その可能性の核心 ●第1章 単純な要素、複雑な現象 ・限られた資源をめぐる競争 ・複雑性だらけの毎日 ●第2章 秩序ポケットの出現 ●第3章 カオスとフラクタルをどうとらえるか ●第4章 群集の行動を予測する PART2 不確実な世界を複雑系で読み解く ●第7章 渋滞・情報伝達と最適ネットワーク ●第8章 理想のパートナーと出会う ●第9章 戦争やテロの法則 ●第10章 感染症、癌をいかに抑えるか ●第11章 自然と量子ゲーム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ——竹中正治(エコノミスト・龍谷大学経済学部教授)「YAHOOブログ」より 私たちが所属する実世界がいかに奥深いかを、十分にイメージできる。 ——池谷裕二「読売新聞〜書評」 古代からニュートンあたりの時代まで不可分だった科学と哲学の境界が、 ここで再び曖昧になりつつあるのだろうか。 ——辻村永樹『GQ Books』 「社会物理学」の成果のサーベイ。古典物理学にこだわる経済学は、この変化に乗り遅れている。 ——池田信夫「twitter」より なぜ、交通渋滞と市場暴落は似ているのか? 本書は複雑系によって ともに理解する方法を示している。・・・ネットワークとゲーム理論もまじえ、 明晰で興味深い議論が展開されている。 ——『ザ・ガーディアン』 購入する ・Amazon.co.jp ・楽天ブックス |