〈格差〉や〈幸せ〉の問題に、
ノーベル賞エコノミストたちは、最先進理論で、こう答える!
ーー『ビジネス・ウィーク』誌で、ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞、
  最優秀経済ジャーナリストとしてウィンコット賞を受賞した著者が、経済学の可能性を問う!
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●ダイアン・コイル Diane Coyle
エコノミスト。英国・財務省のアドバイザーを経て、現・英国競争委員会の委員。マンチェスター大学客員教授。コンサルティング会社エンライトンメント・エコノミクスの経営者でもある。『インディペンデント』紙の元経済担当編集者。ハーバード大学から経済学の博士号を取得。

英国で卓越した金融ジャーナリストに贈られる「ウィンコット賞」を受賞(2000年度)。
著書『脱物質化社会 The Weightless World: Strategies for Managing the Digital Economy 』(東洋経済新報社)では、『ビジネス・ウィーク』誌のブック・オブ・ザ・イヤーを受賞。

著書は他に、『Sex, Drugs and Economics』、『Paradoxes of Prosperity』、『Governing the World Economy』など多数。ロンドン在住。
関連サイト

●訳者:室田泰弘
日本経済研究センター主任研究員、埼玉大学助教授を経て、現在湘南エコノメトリクス社長。著書は『電脳型経済予測入門』(東洋経済新報社)、『YouTubeはなぜ成功したのか』(東洋経済新報社)など。訳書はコイルの前著『脱物質化社会』(共訳)のほか、米国商務省レポート、「ディジタル・エコノミー」の一連の翻訳など。

矢野裕子
(財)日本エネルギー経済研究所、国連開発のための技術協力局を経て、矢野&アソシエーツ代表。訳書はコイルの前著『脱物質化社会』(共訳)、ピーター・クオン『チャイナタウン・イン・ニューヨーク:現代アメリカと移民コミュニティ』(共訳)(筑摩書房)など。

伊藤恵子
国連本部、欧州復興開発銀行、世界銀行を経て、現在、著作、翻訳、通訳活動に従事。著書は、『The Japanese Community in Pre-War Britain: From Integration to Disintegration』など。訳書は、コイルの前著『脱物質化社会』(共訳)など。ロンドン在住。

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 ::主な内容:: 
 <経済的人間から、人間的経済へ>
 経済学は、いま「新発見の黄金時代」を迎えている。
 行動経済学、神経経済学、実験経済学、情報経済学、進化経済学、
 新制度派経済学、新開発経済学ーーこれらの最新分野が、
 私たちが抱えているさまざまな社会問題にどのように役立つのか?
 格差、幸せ、信頼などの核心は?
 情報と市場、経済と社会は、いかにリンクするのか?
 公共政策にどう有効活用できるのか?

 ::目次::                  
 はじめに:いまエコノミストは「幸福」研究の最先端にいる 

 Part 1 富と貧困の謎 
 1章 歴史探偵
 2章 なにが経済を成長させるのか
 3章 いかにして貧困を過去のものとするか

 Part 2  個人は自由に選択できるか
 4章 経済学は幸せにどう役立つか
 5章 人間のための経済学
 6章 情報と市場

 Part3 自然、市場、社会
 7章 殺気立った猿と起業家
 8章 経済と社会
 9章 なぜ経済学に魂があるのか

 註・参考文献 解説 

 
*もっと詳しい目次はこちら↓  
                  
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識者やメディアが絶賛!

★週刊『ダイヤモンド』による「ベスト経済書 2009年」に選出(17位)

最新の経済学の変容を生き生きと人間臭く示している・・・ときに大学者のゴシップに筆をすべらせながらも、自らの見聞を含めて等身大で描いた興味深い現代経済学入門になっている。
ーー西岡幸一 (日本経済新聞社論説副主幹)(日本経済新聞、「日曜書評欄〜この1冊」)より

最新経済学への尊敬と熱意が込められた「魂がこもっている科学」入門書。
ーー高橋洋一『週刊ダイヤモンド』Book Reviewより

最先端の経済学を、一流のジャーナリストが、誰にでも分かるように説明している。誰もが経済学に抱く誤解を解いてくれる。・・日本に彼女のようなジャーナリストがいたならば、日本の経済政策のレベルはもっと高くなっていたのではないだろうか。
ーー大竹文雄(大阪大学社会経済研究所教授、『格差と希望』などの著者)(ブログより)

問題意識も骨太。経済を論ずる者には必読の書だろう。
ーーエコノミスト誌(日本版)

ノーベル賞エコノミストたちの理論から見つめた解説を満載。企業経営者のリストラ策の過ちの指摘など、刺激的な示唆に富み、より良き明日を目指すヒントになる最新経済学の入門書。
ーー北海道新聞・書評欄

『ソウルフルな経済学』(2008)の著者ダイアン・コイルが述べるように、「人間の顔をした経済政策の機は熟している」といえる。
ーー堂目卓生(大阪大学大学院教授)・『朝日新聞〜GLOBE「経済学に人間性への深い洞察をいまアダム・スミスに学ぶ 」記事より)

最も根本的な問題に、経済学がいかに答えるかについて、創造的なルネッサンスを迎えていることを伝えている。
ーーニューヨークタイムズ紙

経済成長の原因と効果が、反グローバリゼーション派が唱えるよりも、いっそう複雑であることを学ぶことができる。
ーー英・インディペンデント紙

この20年間で大きく変化した経済学の壮大なツアーへと導いてくれる・・登場する個々のエコノミストの魅力的な寸描とともに。
ーーアメリカン・サイエンティスト誌

エコノミストはなにをするのか、最近10年ほどでいかにそのフィールドが変化したのか、それについて、あなたはどのように注意を払うべきか・・本書は見事にその答えを与えてくれる。
ーーティム・ハーフォード(フィナンシャル・タイムズ紙編集委員、『まっとうな経済学』の著者)


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ソウルフルな経済学
ーー格闘する最新経済学が1冊でわかる

ダイアン・コイル著 室田泰弘・矢野裕子・伊藤恵子◎訳
400頁/定価2300円+税
 
ISBN 978-4-7726-9514-5

発行 インターシフト 発売合同出版

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