人間らしさとはなにか?
人間のユニークさを明かす科学の最前線

マイケル・S・ガザニガ 著
柴田裕之◎訳 608頁/定価3600円+税
 ISBN 978-4-7726-9518-3
発行 インターシフト 発売 合同出版

 人間探究のサイエンスとしての 脳科学の到達点!

 「人間とはなにか」について理解するための最高の科学書だ。
 ——スティーブン・ピンカー

 しびれるような洞察にあふれ、魅了される。
 ——V.S. ラマチャンドラン
 
 「人間とはなにか?」「ほかの動物とはなにが違うのか?」——
 
最先端科学の解答が、ここにある。

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●マイケル・S・ガザニガ  Michael S.Gazzaniga 
カリフォルニア大学サンタバーバラ校の心理学教授、「心の研究のためのSAGEセンター(SAGE Center for the Study of the Mind)」「認知神経科学夏期講座(Summer Institute in Cognitive Neuroscience)」のディレクター。認知神経科学学会 (Cognitive Neuroscience Institute)会長、アメリカ芸術科学アカデミー会員、ナショナル・アカデミーズ医学研究所メンバー、大統領生命倫理評議会メンバー。著書に『脳のなかの倫理——脳倫理学序説』(紀伊國屋書店)、『社会的脳』(青土社)ほか。カリフォルニア州在住。

●柴田裕之(訳者)
翻訳者。訳書に、 G・リゾラッティ他『ミラーニューロン』、D・T・マックス『眠れない一族』、N・ハンフリー『赤を見る』、J・ジェインズ『神々の沈黙』、T・ノーレットランダーシュ『ユーザーイリュージョン』(紀伊國屋書店)、C・タッジ『ザ・リンク』、O・ギンガリッチ『誰も読まなかったコペルニクス』(早川書房)、F・ダイソン『叛逆としての科学』(みすず書房)など多数。

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 ::目次::  

  はじめに:人間はなぜ特別なのか?

  ■Part 1 人間らしさを探究する
 ●1章 人 間 の 脳 は ユ ニ ー ク か ?

  
科学で知られている最も複雑な存在
  脳の大きさを決める調節遺伝子
  特化した脳の構造 

 ●2章 デ ー ト の 相 手 に チ ン パ ン ジ ー ?
  動物や物を人間のように扱う 
  チンパンジーとデートできる? 
  よく似たDNAでも大きな違い 
  人間ならではの肉体の変化とは? 
  異なる種で思考はどのように異なるか? 
  人間の言語を操る 
  コミュニケーション・言語・ミラーニューロン 
  情動と無意識 
  父系制と攻撃性の起源

 ■Part 2 ともに生き抜くために
 ●3章 脳 と 社会 と 嘘
  社会行動の生物学的起源
  二度と行かないレストランでなぜチップを置くのか?
  社会脳仮説 
  社会集団の大きさと脳の大きさ
  一五○人という集団サイズ
  うわさ話は、社会的グルーミング 
  だましの駆け引き   
  最も雄弁な者が女性の気を惹いた? 
  社会的遊びと脳のサイズの関係は?

 ●4章 内 な る 道 徳 の 羅 針 盤(モラルコンパス)
  人はなぜ基本的に善良なのか?
  生得の倫理プログラム
  万事が合理的とはかぎらない
  ネガティブな情動に影響されるわけ
  道徳的判断の神経生物学
  狩猟採集に対応した「脳のモジュール」
  倫理モジュールと道徳的感情 
  五つの道徳モジュール
  合理的思考のプロセス
  知能と抑制の関係
  道徳心のない
——神病質者の場合
  道徳と宗教 
  動物に道徳観念はあるか?

 ●5章 他 人 の 情 動 を 感 じ る
  理論説とシミュレーション説
  随意のシミュレーション
——身体的模倣
  不随意の身体的な模倣
——物真似マシン
  情動を真似る?
  情動の伝染
  自分の身体に敏感なら、他者への共感も強まる?
  ネガティブな情動が欠如する症状
  動物は共感するか?
  ミラーニューロンからわかること
  自動的以上?
  我思う、ゆえに我再評価しうる
  抑制と再評価
  想像力と予測
  「私」と「あなた」を区別する仕組み

 ■Part 3 人間であることの栄光
 ●6章 芸 術 の 本 能
  芸術は人間ならではのものか?
  禁断のトピック
  美の生物学的な根拠:美の好みを、ほかの動物と共有しているか?
  チンパンジーは芸術家?
  創造性の爆発 
  美は刺激ではなく、処理のプロセスに宿る
  美しさを判断する神経
  音楽はどうなのか?
  ポジティブな情動 

 ●7章 誰 も が 二 元 論 者 の よ う に 振 る 舞 う
  心と体は別という信念
  直観的生物学
  直観的物理学
  直観的心理学
  ほかの領域の口出し
  脳の中の大きな隔たり
  動物は二元論者か?
  クロマニョン人と象の場合
  意見や好みを作る「内省的な信念」


 ●8章 意 識 は ど の よ う に 生 ま れ る か ?
  意識は物理的に説明できる?
  未解決の謎
  意識の神経解剖学
  意識の門番
——注意
  非意識から意識への選択的プロセス
  分離脳と注意
  二つの脳半球から一つの意識が生まれるわけ
  「自己」は位相変化によって生まれる
  動物の意識を探る
  動物は自分が何を知っているかを考えるか?

 ■Part 4 現在の制約を超えて
 ●9章 肉 体 な ど 必 要 か ?
  ファイボーグ
  シリコン素材の補助器具——人工内耳
  体と脳の電気的性質
  怒れる雄牛
  BCI技術の発達ーーゲームへの応用まで 
  スマート・ロボットは、ジョニー・デップになれるか?
  思考する「心」を創る 
  意識ある機械はできるか?
  脳は問題への答えを計算しない
  遺伝子を操作する 

  あとがき:決定的な違い 

  
注・参考文献・解説
               
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絶賛の声!

 
奇跡の特異点たるヒトの深厚な意味を知れば、誰でもしばし呆然とするだろう。
 そして、ヒトに生まれたことを心から感謝するはずだ。
 
——池谷裕二『日本経済新聞・日曜書評欄』
 
 脳と心の謎を追うベテランの科学者が、自分自身の専門にとらわれず、さまざまな新知見を
 全編にちりばめた。
 
——尾関章『朝日新聞・日曜書評欄』

 一言で脳科学といっても広い。だが、この本は、よくこんなに広くフォローしたと感心する
 くらい、本当にいろいろな話題を詰め込んでいる。・・おすすめだ。
 
——森山和道『日経サイエンス〜読書日記』

 人間らしさに科学のメスを入れ、極上の知的興奮に誘う大著。
 
——『聖教新聞・書評欄』

 深い内容でありながら幅広く、最先端でありながらエンターティンメント!
 
——Washington Examiner
 
 人間の脳がみずからの脳を理解することへの驚くべき成果を、
 豊富な実証によって明かした、認知神経科学のきわめて楽しい読み物だ。
 
——New York Sun

 ブリリアントで魅惑的! 
 ガザニガはその研究の素晴らしさとともに、
 脳神経科学の成果を一般にうまく伝える才能によって巨人となった。
 
——Robert Bazell(NBC News ) 


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