
| 20世紀の「大変動」を経て、人類はどこへ向かうのか? 絶対的な時空・権力が崩れ、 相対的な時空・個の社会へと大転換した20世紀。 ひび割れた世界のなかで、自由と虚無、無意識と不確定性、 SFとゲーム、ロック音楽と新自由主義・・などが台頭する。 そして、相対性理論とキュビスムが、大量生産と大量虐殺が、 先端科学と魔術思想が、カオスと秩序が・・つながり合う。 〈大変動〉によって、人類の意識はいかに変わり、 文化・アート・科学を横断し、新たな希望を見出す冒険が始まる!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 翻訳家。訳書は、ピーター・ウォード&ジョゼフ・カーシュヴィンク『生物はなぜ誕生したのか』、 イアン・スチュアート『自然界の秘められたデザイン』など多数。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ::目次:: ◆「目次・解説」の立ち読みはこちら はじめに ◎ 暗い森を巡る冒険 第1章 相対性 ◎ 世界のヘソが消えた グリニッジ爆破未遂/オンパロス/想像できないほど奇妙な/ 正しい枠組みのない世界/伸び縮みする空間と時間/常識を超えた数学/平たい生き物 第2章 モダニズム ◎ 割れた視点 エルザ男爵夫人と『泉』/キュビスム、モンタージュ、無調/ 『ユリシーズ』と『グランド・セフト・オートV』/新世界を映すだけではなく/ フローと至高体験/より高次の枠組み 第3章 戦争 ◎ 帝国の崩壊とテクノロジー アメリカ合衆国の皇帝/二つの世界大戦の違い/工業化と民主主義 第4章 個人主義 ◎ 男も女も一人ひとりが一個の星 汝の意志することをなせ/アイン・ランドと著名な信奉者たち/ ファシズムと意志の力/利己と調和は矛盾しない? 第5章 イド ◎ 操られる無意識 噴き出す野性/新しい心のモデル/大衆社会、大量虐殺 第6章 不確定性 ◎ 生きていると同時に死んでいる猫 打ち砕かれた数学の土台/誰も理解できない量子力学/プーチンとカンガルーが戦う/ 多宇宙・多世界解釈/余りに異質な世界 第7章 サイエンス・フィクション ◎ 単一神話から複雑な物語へ ホドロフスキーの夢/UFOと天使/幌馬車隊、宇宙を行く/ 『月世界旅行』から『マトリックス』へ/英雄の旅 第8章 虚無主義 ◎ 生は絶望の向こう側で始まる 俺は誰のためにも危険を冒さない/ヘロイン常習者のサブカルチャー/ 人間は自由の刑に処せられている/見る目が変われば、すべてが変わる/ ビート・ジェネレーション/『カサブランカ』の結末をどうするか 第9章 宇宙 ◎ 人類は月へ行き、地球を見つけた 限りある無限/ロケット科学とオカルト/ナチスからディズニーへ/ 平和な宇宙飛行?/強制収容所から宇宙開発のリーダーへ/「地球の出」 第10章 セックス ◎ 女性を解放しなかった性革命 女性の心身が幸福になるために/新しい女性の創造/性交が始まったのは一九六三年/ 女性をモノとして見る/去勢された女、ウーマンリブ 第11章 ティーンエイジャー ◎ 反逆者のジレンマ ワッボップ・ルモッパ・ロッバンバン!/ストーンズの「個人主義」、ビートルズの「愛/ カウンターカルチャーとサッチャリズム 第12章 カオス ◎ 自然は予測不能で美しい 気象をコントロールする/蝶の羽ばたきが、竜巻を起こす/心惹かれる黒いしみ 第13章 成長 ◎ 経済と環境がぶつかるとき 不死の利益製造マシン/法人はサイコパス?/アイデンティティに不可欠/ 大分岐/強欲は善/成長か、絶滅か 第14章 ポストモダン ◎ 「知の底なし沼」から「確かさ戦争」へ スーパーマリオの享楽/何の意味もない?/ニューエイジという鏡/ なぜ広範な影響を及ぼしたのか/多モデル型不可知論/ウォーホルの「$」 第15章 ネットワーク ◎ 他者とつながる力の未来 デジタル以後/「透明性」の波/インターネットは分裂する?/ 他者の影響/デジタル・パノプティコン/現実政治的な個人主義の時代 |

