人類の意識を変えた20世紀
アインシュタインからスーパーマリオ、ポストモダンまで
 
ジョン・ヒッグス 著 
梶山あゆみ


392頁/定価 2250円+税 発行 インターシフト(発売 合同出版)
20世紀の「大変動」を経て、人類はどこへ向かうのか?

絶対的な時空・権力が崩れ、
相対的な時空・個の社会へと大転換した20世紀。

ひび割れた世界のなかで、自由と虚無、無意識と不確定性、
SFとゲーム、ロック音楽と新自由主義・・などが台頭する。

そして、相対性理論とキュビスムが、大量生産と大量虐殺が、
先端科学と魔術思想が、カオスと秩序が・・つながり合う。

〈大変動〉によって、人類の意識はいかに変わり、
どこへ向かおうとしているのか?

文化・アート・科学を横断し、新たな希望を見出す冒険が始まる


★ 松岡正剛さん、瀬名秀明さん、吉川浩満さん称賛!
 ーーヒッグスは巧みに20世紀の思想と文化を圧縮展望した〜松岡正剛『セイゴオ「ほんほん」』
 ーー類書と一線を画す好著〜瀬名秀明『週刊ダイヤモンド』
 ーー断絶のコレクション: 19世紀と20世紀の間にまたがる深い溝〜吉川浩満『週刊読書人』


★ 20世紀に登場した革新的な概念を、分野を超えて縦横無尽に解説
 ーー「話題の本」〜『週刊エコノミスト』
★ 素晴らしく刺激的な物語!ーー『フィナンシャル・タイムズ』
★ 読者を興奮させ、根源的に考えさせる挑戦的な本
 ーー『デイリー・メール』
★ ヒッグスの知的好奇心は、時代の脇道まで浮かび上がらせる
  ーー『ニューサイエンティスト』
★ 重要な真に啓蒙的な読み物ーー『ヒストリー・リヴィールド』  

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●著者 ジョン・ヒッグス
ライター。文化史家。『ガーディアン』『インディペンデント』『デイリーミラー』『モジョ(音楽誌)』などに寄稿。
既刊書は『The KLF: ハウス・ミュージック伝説のユニットはなぜ100万ポンドを燃やすにいたったのか』(河出書房新社)、
『The Future Starts Here』『Watling Street』『I Have America Surrounded』など。

●訳者 梶山あゆみ
翻訳家。訳書は、ピーター・ウォード&ジョゼフ・カーシュヴィンク『生物はなぜ誕生したのか』、
イアン・スチュアート『自然界の秘められたデザイン』など多数。

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::目次::

◆「目次・解説」の立ち読みはこちら

はじめに ◎ 暗い森を巡る冒険

第1章 相対性 ◎ 世界のヘソが消えた
グリニッジ爆破未遂/オンパロス/想像できないほど奇妙な/
正しい枠組みのない世界/伸び縮みする空間と時間/常識を超えた数学/平たい生き物

第2章 モダニズム ◎ 割れた視点
エルザ男爵夫人と『泉』/キュビスム、モンタージュ、無調/
『ユリシーズ』と『グランド・セフト・オートV』/新世界を映すだけではなく/
フローと至高体験/より高次の枠組み

第3章 戦争 ◎ 帝国の崩壊とテクノロジー
アメリカ合衆国の皇帝/二つの世界大戦の違い/工業化と民主主義

第4章 個人主義 ◎ 男も女も一人ひとりが一個の星
汝の意志することをなせ/アイン・ランドと著名な信奉者たち/
ファシズムと意志の力/利己と調和は矛盾しない?

第5章 イド ◎ 操られる無意識
噴き出す野性/新しい心のモデル/大衆社会、大量虐殺

第6章 不確定性 ◎ 生きていると同時に死んでいる猫
打ち砕かれた数学の土台/誰も理解できない量子力学/プーチンとカンガルーが戦う/
多宇宙・多世界解釈/余りに異質な世界

第7章 サイエンス・フィクション ◎ 単一神話から複雑な物語へ
ホドロフスキーの夢/UFOと天使/幌馬車隊、宇宙を行く/
『月世界旅行』から『マトリックス』へ/英雄の旅

第8章 虚無主義 ◎ 生は絶望の向こう側で始まる
俺は誰のためにも危険を冒さない/ヘロイン常習者のサブカルチャー/
人間は自由の刑に処せられている/見る目が変われば、すべてが変わる/
ビート・ジェネレーション/『カサブランカ』の結末をどうするか


第9章 宇宙 ◎ 人類は月へ行き、地球を見つけた
限りある無限/ロケット科学とオカルト/ナチスからディズニーへ/
平和な宇宙飛行?/強制収容所から宇宙開発のリーダーへ/「地球の出」


第10章 セックス ◎ 女性を解放しなかった性革命
女性の心身が幸福になるために/新しい女性の創造/性交が始まったのは一九六三年/
女性をモノとして見る/去勢された女、ウーマンリブ

第11章 ティーンエイジャー ◎ 反逆者のジレンマ
ワッボップ・ルモッパ・ロッバンバン!/ストーンズの「個人主義」、ビートルズの「愛/
カウンターカルチャーとサッチャリズム

第12章 カオス ◎ 自然は予測不能で美しい
気象をコントロールする/蝶の羽ばたきが、竜巻を起こす/心惹かれる黒いしみ

第13章 成長 ◎ 経済と環境がぶつかるとき
不死の利益製造マシン/法人はサイコパス?/アイデンティティに不可欠/
大分岐/強欲は善/成長か、絶滅か


第14章 ポストモダン ◎ 「知の底なし沼」から「確かさ戦争」へ
スーパーマリオの享楽/何の意味もない?/ニューエイジという鏡/
なぜ広範な影響を及ぼしたのか/多モデル型不可知論/ウォーホルの「$」


第15章 ネットワーク ◎ 他者とつながる力の未来
デジタル以後/「透明性」の波/インターネットは分裂する?/
他者の影響/デジタル・パノプティコン/現実政治的な個人主義の時代